ぴっけ物語② 好奇心は生まれつき
ピッケは、2019年7月のはじめ、R村の農家さんの納屋で生まれた6きょうだいの1匹です。
お母さんと2匹の子は農家さんが引き取り、4匹の子が里子に出されました。
4匹はみんなキジトラで、保護している獣医さんの案内で見に行くと、寝ているきょうだいたちの中で1匹だけ、「だれだれ? なになに?」と言わんばかりに近づいてきた子が…
やせっぽちで、耳だけがやたらに大きくて、でもものおじしない様子に、ふと頭に浮かんだのが……
なぜか、小さなバイキング「ビッケ」。でも、それほど大物でもないので、ちょっとマイナス?して「ピッケ」という名前をその場で思いつきました。
それまで家にいたサビ猫のネリちゃんは大柄な猫だったので、片手に乗るほどのピッケはそれはそれは小さく感じられました。耳ダニの治療があるということで、その日に引き取ることはできず、我が家に来てもらうには、まだ10日ほど待つことになりました。(つづく)